2016年、旭川市にて
- hiroyuki yamada
- 2023年7月13日
- 読了時間: 2分

2016年1月、当時の自宅付近、サンロクに友人との呑みに行く途中だったか。
2015年の春に初めて「携帯」から「スマホ」に替えた。ポケットに入るし感覚的に撮れるのを面白がって撮影していた。2015年発行「街道マガジン vol.2」から参加させている写真もカラー写真はスマホ撮影(もちろん多少の補正はPSで行なっているが)。
ずっと前に使用し続けて壊れてしまった「GR-1v」の感覚に近いような気がしていた。モノクロはモノクロで、ずっとNikon F3で撮影しているが、使用していたフィルムが製造中止になったり、冬の暗室は氷点下になるので液温維持が大変だしフィルム現像が億劫だった。
そんなことをやっていると未現像フィルムばかり溜まってしまうのが山々だが、既に数年前からの未現フィルムが溜まっていたから、この新たな「iphone」という相棒を手にしたら、imacの大きな画面ですぐに見られるし、何だか面白くて病みつきになっていた。
コンパクトなデジカメはこの写真誌「GRAF」のメンバーの國領さんから安価で譲って頂いたが、それまでは画素数の少ないデジカメしか持っていなかったので、この写りにハマるのは当然だった。
2015年の何月の晩だったか、古い付き合いで写真仲間の一人である写真家の本山周平さんから電話があった。
「GRAFの最終号、だーさん(このあだ名で呼ぶのは彼だけ_あだ名の由来は長くなるので割愛)やんないですか?最後のGRAFは、だーさんって最初っから決めていたんっすよね−」
グラビア掲載ページを増やすこと、セレクトや順番はすべて任せてくれるということ、何よりもタイトルも僕が付けて良いという好条件を提示してくれて、二つ返事で「OK」した。
すでに「街道マガジン」で作品や文章を掲載される楽しさを体験していたので、この「GRAF vol.12」の話には興奮したのを覚えている。しかも刊行記念にグループ展まで行う予定だという…!
編集作業や文章作成などは自分の作業だが、写真画像の云々等、メンバーとのやり取りが大変だった。だが、当時のメンバーだった片山さんが一番大変だっただろうと今でも思う。
「GRAF vol.12 終わらないアイラブユー」は無事に、2016年11月30日に刊行された。
連載していた「リバース」シリーズが掲載された「街道マガジン vol.4」も、2017年1月6日に刊行された。
偶然なのか「GRAF vol.12 終わらないアイラブユー」と「街道マガジン vol.4」の表紙はともに紅白の「赤」と「白」だった。尾仲さんと本山さんのニクい演出なのだと、僕は思っている。だが、尾仲さんに送って頂いた、新しい街道マガジンの出来上がった冊子を2017年1月、何故か病院のベッドで見たことも…今回は長くなるので割愛させて頂きます❤︎
『GRAF vol.12 「終わらないアイラブユー」』より
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